2017年になり、最近日本政府は日本企業の生産性の低さを改善しようと躍起になっています。
それはIT導入補助金の新設や、厚生労働省の助成金で生産性の高い企業の助成金を増額するなどの動きを見ていてもわかります。
私も中小企業の経営者にお会いする機会が多く、やはり生産性の低さを痛感することも多いので、なぜそうなるのか一度考えてみたいと思います。
中小企業は社長でほぼ決まるので、社長が正しい認識を持っていないと従業員はずっと長時間労働を強いられることになるでしょう。
忙しくて考える時間がない
社長が本来やるべきでない仕事に多くの時間を取られ、本来やるべき頭を使って考える時間が取れない。これは本当に多いです。これにより年中忙しいという状況になり悪循環に陥っています。考える時間というのは本当に重要です。意識的に考える時間を作るようにしないといつまでたっても考える時間はできません。
過去のやり方が正しいと思っている
忙しくて考える時間がないこともあり、過去のやり方を何の疑問も持たずにそのままやっていることが多い。今は業務効率化のツールがたくさんあるのでそれを活用するのも一つですし、そもそも重要性の低い仕事をなくすという発想がない。これからの時代は従来の慣習や常識をぶち壊していくという発想も大事です。
そもそも生産性が低いことに気付いていない
これも忙しくて考える時間がないことに関係しますが、そもそも生産性が低いと思っていません。社長がサラリーマン時代から長時間労働が当たり前になっている場合はその傾向があります。これでは長時間労働にもかかわらず給料があまり上がっていかないので、優秀な従業員は辞めていってしまうでしょう。
さいごに
いかがでしょうか。
過去のやり方を否定して常に改善していくのは意外と大変なことです。頭を使わずに従来のやり方で長時間働くほうが正直楽なのです。従業員とりわけ長年のやり方が染みついている年配の従業員からはやり方を変えることに不満がでるかもしれません。
しかし、中小企業は慢性的に人材不足な状態が続いてますし、その流れは今後より進行していくでしょう。しかもこれからはとんでもない勢いで進行していくことが予想されています。
そんな中で、生産性を向上させることはこれからの時代、非常に重要になってくると思います。
経営者が本当にやるべき、頭を使って経営について考えることをやれば、自然と生産性向上に繋がっていくのではないでしょうか。
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